8月18日(金)③台湾語学研修-その2-

引率の千葉先生から、2日目の報告です。

【2日目】

2日目は、台南地方の名所・旧跡を訪ね、台湾への見識を高めました。8時30分にホテルを出発し、最初に向かったのが、蓮池潭(リェンチータン)です。高雄のシンボル「七重の塔」は工事中でしたが、湖の見学を始めると、それまでの雨は上がり、我々を歓迎してくれているようでした。蓮池潭は台湾一のパワースポットとしても知られ、ガイドさんの説明を受けた後、生徒たちは思い思いにその景観を楽しんでいました。

次が台南孔子廟です。1665年に創建された台湾最古の孔子廟は、清朝末期までは台湾政府の最高学府とされ、台湾における「儒教」研究の中心となっていた場所です。日頃から、論語の授業を通して孔子の教えに触れている生徒たちには、改めて、孔子の存在の大きさを認識していたようです。生徒全員が、施設内にある学業成就の願い札にそれぞれ願いを記入しました。

昼食は、台南グルメ・担好麺の発祥店として知られる「度小月」。

昼食後は、出発前に事前学習をした八田與一さんの設計・監督で知られる「烏山頭ダム」を訪ねました。

最初に「八田技師記念室」にて、動画を視聴した後、広大なダムの施設、八田さんの銅像、殉工碑を見学し、最後は、2011年に再建された八田邸を中心とした「八田與一記念公園」に行きました。

この施設内では、関係者の方々が、我々が日本から来た団体であるという事で、とても親切にしていただきました。

台南で生活されている方々は、八田與一さん、ひいては日本人自体に特別な思いを持っている方が多いようで、八田さんの存在の大きさ、功績に気付かされた思いがしました。

八田さんによってもたらされた日本と台湾の関係は約100年の時を超え、今に息づいており、我々日本人が大切にしなければならないことを生徒たちも感じてくれているようで、とても有意義な研修となりました。

本日の研修を終えた生徒たちは、バスで嘉義駅へと移動、日本の技術が取り入られた「台湾高速鉄道」で台北駅に到着。夕食後、ホテルに入り、2日目の予定を滞りなく終えました。

明日からは、中国文化大学で中国語の学習が始まります。ホテルで英気を養って、明日以降の研修に臨みたいと思います!

8月18日(金)②AUSから-その4-

今回から、後半引率の麻生先生からの報告となります。

【9日目】

昨日の祝日を挟んで、今日から学校生活4日目となります。今日の授業は最初にオーストラリアの各地域の地理について、パワーポイントや動画を見ながら学びました。

それから自分が割り振られた各地域の特徴について英語で説明し、最後に自分がオーストラリアで住みたい場所について良い点と悪い点をあげながら英語で発表しました。

最初のインプットの時間よりも後半のアウトプットの授業の方が生き生きと活動しているのが印象的でした。

また、現地校の先生やバディに昨日の休みの過ごし方を聞かれて、積極的に英語で説明しようとする姿もあちこちで見受けられます。

人間関係が築かれるにつれて、コミュニケーションへの意欲も増していくのが実感できる光景でした。

明日はいよいよケドロン高校で過ごす最終日となります。生徒全員がフェアウェルパーティで1分間のスピーチをすることも予定されています。短い間でしたが、温かく迎えてくれた現地校の先生、生徒に伝わるようなスピーチで、有終の美を飾って欲しいと思います。

8月17日(木)③台湾語学研修-その1-

新型コロナ禍で中止していた台湾語学研修が再開します。以下、引率の千葉先生からの報告です。

【1日目】

8月16日(水)から、台湾語学研修がスタートします。参加生徒は本校から6名、附属柏高校から18名です。

9時45分、全員が成田空港に集合を完了しました。

添乗員の方から諸注意があり、諸手続きを完了。

お見送りいただいた保護者の方々、秋葉教頭先生とお別れをして、搭乗口へと移動、12:45の飛行機にて出発します!

生徒24名は無事、高雄国際空港に到着し、研修旅行が本格的にスタートしました。研修初日は学校での講義はなく、到着後、夕刻から専用バスで施設の見学を行いました。

はじめに訪問したのが寿山公園です。この公園からは、高雄の街が一望できるという観光スポットなのですが、バスでの移動中から激しい雨に見舞われ、下車することも困難な状況でした。しかし、下車後、雨は上がり、全体で写真撮影を行う頃には、青空が覗き、虹まで出るという、素晴らしいタイミングとなりました。

その後、レストランで広東海鮮料理を堪能し、夕食後は高雄六合夜市を見学。日本ではあまり見られないような光景に触れ、多くの生徒が楽しそうに街歩きをしました。

夜市見学後は、ホテルに入り、明日以降の準備を進めていました。成田から始まる長い一日でしたが、生徒たちは、全く疲れた様子もなく、元気に一日を終えました。明日も、移動があり、大変一日になりますが、明るく、楽しく過ごしてもらいたいと思います!

8月16日(水)②AUSから-その3-

前半引率の石川先生は、今日で帰国です。疲れさまでした。以下、7日目の報告です。

【7日目】

学校生活としては3日目に入り、生徒たちもだんだんと慣れてきたようです。それに合わせて、二松生用の英語の授業もレベルアップしてきます。

今日のテーマはオーストラリアの歴史・人種・人口・性格等、オーストラリアの社会的なあらゆるテーマについてです。担当の先生は何度も日本にいらしたことのある方なので、日本との比較をしながら、アクティビティを交えて丁寧に教えてくださいます。

さて、Buddyの授業の方はどうでしょうか。理系コースの生徒曰く、「全然ついて行けない授業が多いけれど、数学は分かる!」とのことです。日本の数学のカリキュラムはオーストラリアより進度が早いようで、簡単に感じたそうです。ただ、他の科目はなかなか難しいようです。

他の生徒は「先生!僕、分かってきました!なんで英語を勉強しなきゃいけないか!世界が広がるんです!」と熱く語ってくれました。この一言が聞けたことが、引率の私にとっても大きな収穫があったように思います。

やっと私自身もBuddyの子たちの名前も覚えてきたところですが、私は本日までで、明日からは麻生先生にバトンタッチいたします。

明日は、EKKAというお祭りのためのブリスベン独自の祝日です。また、それぞれの家庭でコミュニケーションを多く取って、さらに収穫の多い祝日にしてくれることを期待しています。

8月15日(水)②AUSから-その2-

引き続き、前半引率の石川先生から、オーストラリア・スタディツアーの報告です。

【4〜6日目】

週末の2日間をホストファミリーと過ごし、どのような表情で登校するかと心配しておりましたが、晴れやかな表情で安心致しました。

”How was your weekend?”と聞くと、笑顔で “Great!!”と答え、”Where did you go?”と聞くとすかさず、”I went to the aquarium and there was…”と話が止まらない様子。相当楽しく過ごせたようです。

月曜日の朝は全校集会があるようで、全校生徒の前で紹介されることになりました。その後、午前中は1年生が二松生用の英語の授業、2年生がBuddyの授業、午後はその逆です。

英語の授業では引き続きBuddyとの会話のネタとなるようなテーマで、ブリスベンでやってみたいことや、ホームステイする上で使う表現など、すぐに使えそうな内容ばかりでした。

ケドロン高校を見ていると、もう1つ二松学舎との共通点を見つけました!留学生・外国語用の棟の中に「孔子課堂 Confucius Classroom」という教室があります。

中国語や日本語を学校として教えていることから、国から設置されたもののようです。

ケドロン校ではその2言語の他、フランス語、スペイン語、オーストラリアの手話も教えています。論語を学ぶ学校としては、今後もこの素晴らしいご縁を大切にしていきたいと思います。