5月12日(木)中洲忌

今日、5月12日は中洲忌、すなわち二松学舎の創立者である三島中洲先生(1831~1919年)の命日です。

中洲先生は現在の岡山県に生まれ、1877年10月10日、現在の大学1号館のある地に、漢学塾二松学舎を創設しました。

毎朝晩、塾生たちに漢学を講じていたといわれています。その中から、やがて夏目漱石、中江兆民、平塚らいてう、犬養毅など、日本近現代史に足跡を残した有為の人材を輩出していきます。

中洲先生は二松学舎での教育の傍ら、東京大学教授、東宮侍講(のちの大正天皇の家庭教師)などを歴任するなど、著名な漢学者としても知られていました。

そして後、「義利合一論」(利他的に行動することが自利につながる)を通して、日本資本主義の父と呼ばれる渋沢栄一と交わり、自身の死後、彼に二松学舎の経営を託すことになります。

今日の担当も、入試広報部の車田でした。

【写真1:中洲先生の肖像画】 【写真2:犬養毅(国会図書館提供)】

5月10日(火)学校周辺の紹介ーその2ー

北の丸公園の次は、左手に千鳥ヶ淵が見えます。2020年東京オリンピックに合わせて、この周辺が公園として整備されました。今日は、ここにある3つの建造物を紹介します。

1つ目が、高燈籠(常燈明台)です。これは1871年、現在地とは反対側に建てられました。その当時、品川沖からの目印になっていました。1930年に現在地に移設され、現在に至ります。歩道橋がすぐ側にあるので、そこから眺められてはいかがでしょうか。

2つ目が、直立の品川弥二郎像です。長州藩出身の品川は、第1次松方正義内閣(1891〜1892)の内務大臣に就任し、1892年第2回総選挙での選挙干渉を引き起こします。

3つ目が、馬に乗る大山巌像です。薩摩藩出身の大山は、あの西郷隆盛の従兄弟に当たります。第1次伊藤博文内閣(1885〜1888)で初代陸軍大臣を務め、のちに元老となります。

九段下駅から通学する場合、この3つの建造物を左手に見ながら、毎日、登校することになります。5月21日(土)から、学校・授業見学会がはじまります。ぜひ、明治の歴史を肌で感じながら、本校にお越しください。

今日の担当も、入試広報部の車田でした。

【写真は順に高燈籠・品川像・大山像】

5月9日(月)学校周辺の紹介ーその1ー

5月21日(土)から、学校・授業見学会が始まります。お陰様で、すでに多くの受験生および保護者の方からのご予約を頂戴しております。初めて本校にお越しいただく方が多いと思われるので、何回かに分けて、学校周辺をご紹介いたします。

本校の最寄駅は九段下です。2番出口から地上に行くと、まず北の丸公園の入口が皆さんを出迎えます。公園の入り口にあるのが、田安門です。江戸時代の徳川御三卿の1つ、田安家の屋敷があった場所で、ここをくぐると、あの日本武道館が見えます!

学校・授業見学会は、10時30分過ぎには終了する予定です。せっかく九段下に足を運んでいただいたので、ぜひ、北の丸公園を散策して、日本武道館の外観をご覧ください。なお公園の中には、科学技術館もあります。こちらもおススメスポットです!

今日の担当も、入試広報部の車田でした。

【写真は順に北の丸公園入口・田安門・日本武道館】

5月7日(土)1年生の芸術の授業を紹介します

3連休を経て、5月6日(金)と7日(金)は、久しぶりに通常授業が行われました。6日(金)の午後、はじめて1年生の授業を覗いてみました。クラスはE組とF組で、芸術の時間になります。

本校の芸術の授業は、1年生で開講しています。入学前の段階で、書道・美術・音楽の中から1科目を選択してもらうので、自分の興味・関心のある科目を学ぶことができます。

美術の授業では、「水張り」の最中でした。水張りとは、紙にゆがみが生じないようにするため、一度、水に濡らした紙をパネルに貼り付けることです。

音楽の授業では、今後のプレゼンテーションの順番を決めている時でした。新学習指導要領で「主体的・対話的で深い学び」の実践が求められていることを受け、発表という形式を通して、学習内容の内面化を目指します。

書道の授業では、お手本を見ながら、「永」という文字の書写に励んでいました。なお3年生になると、「高大連携」授業としての「書道」が開講されます。本校生徒が大学生と一緒に、大学の書道の授業を履修するものです。2年後、今日の授業の履修者の中から、高大連携「書道」を選択する生徒が出てくることでしょう。

今日の担当も、入試広報部の車田でした。

【写真は上から、美術・音楽・書道になります】

5月6日(金)剣道部女子、関東大会個人予選に出場!

剣道部の女子2名が、関東大会個人予選に進出しました!以下、顧問の野木先生からの報告です。

【剣道部】

 4月30日(土)、東京武道館にて東京都高等学校春季剣道大会兼関東大会予選〈女子団体〉が行われました。本校は5人団体の大会に4人での参加となります。

1回戦は立教女学院高校との対戦です。相手は5人なので1敗(2本負け)からのスタートです。次鋒の酒井が引き分け、中堅の赤石、副将の浅野、大将の三木が勝利し、3勝1敗1分で勝利しました。

2回戦は都立小川高校戦です。相手も4人でしたので、対での戦いです。次鋒の酒井が引き分け、中堅の赤石が2本負け。劣勢の流れの中、副将の浅野、大将の三木が勝利をし2勝1敗1分で決勝トーナメントに駒を進めました。

ベスト16を掛けての相手は、1月の新人戦でもベスト16に入っている、強豪の都立青梅総合高校です。試合は序盤から相手のペースで進み、1本も取ることなく完敗でした。力の差を痛感する試合内容でした。しかし、ベスト32まで勝ち進み高いレベルの相手と試合ができたことは、貴重な経験となりました。

ベスト32に入ったことで、来週5月7日(土)に本校より2名が関東大会個人予選に出場することができます。個人戦には副将の浅野、大将の三木が出場します。また、5月15日(日)には男女ともにインターハイの予選を控えています。時間は限られていますが、今回の経験を次の試合に活かせるよう活動して行きたいと思います。