歌舞伎鑑賞教室における生徒の感想を少しだけご紹介!

•今回の鑑賞教室で、歌舞伎の細かい魅力に気づくことができました。まず一つ目は、リアルさを追求した物。例に挙げると、最初に登場した、提灯の中の灯り。本当に火が灯してあり、火縄銃に火をつけたところなんかは特にリアルで、昔の時代背景が少し見えました。時代背景で言うと、最初の歌舞伎についての説明でされていた灯りの量からは自分の体で感じることができました。あと、タバコ(キセル)を本当に吸っていたところでは、最前列でしか感じられないニオイが感じ取れ雰囲気を感じることができました。二つ目は、全体像がしっかりしていることです。特にそれが感じられたのは家の中での場面で2人の人物がやり取りしている間、他の人も、行動をしっかりしており、家の外で待つ人、とりあえず休んでいる人、それぞれがしっかりと芝居されていて、その芝居が全体を包み込んでいたと感じました。そして、三つ目は、スピードで次の場面に行く時に大きなものをすごいスピードで変化させていたところが飽きさせないポイントでもあるのだと感じました。あと、主人公である官兵衛が切腹する場面で人の死角を利用し、一瞬にして、血を見せるというテクニックが違和感がない、凄さであるとわかりました。そして最後は、人間像をわかりやすくしているところで、自分の勘違いかもしれないのですが、男性と女性で声の高さを変えたり、年齢で高さや力強さを変化させているところが物語を理解する上でわかりやすかったところだと私は感じました。これをふまえて私は、一瞬の気の緩みを許さず、隙を見せないところが歌舞伎が今でも愛される理由なのではと考えました。

•今回、歌舞伎の「仮名手本忠臣蔵」の五・六段目を鑑賞して、昔の日本の伝統芸能の奥深さを改めて感じました。実際に舞台を見る前は、歌舞伎は少し難しく堅いものというイメージがありました。しかし、実際に見てみると、役者の声の抑揚や身振り手振りによって、登場人物の繊細な感情がよく伝わってきて、とても引き込まれました。特に悲しみや葛藤を表す場面では、表情だけでなく動き一つ一つにも意味が込められているように感じました。
また、中学校で学んだ能や狂言との共通点も感じました。舞台の作りや独特な表現方法、義太夫などの演奏が使われているところから、日本の伝統芸能同士のつながりを感じることができました。さらに、静かな場面の中にも深い美しさがあり、「幽玄」という考え方が歌舞伎にも生かされているのだと思いました。今回見た「仮名手本忠臣蔵」では、最後に主人公が切腹する結末となっており、とても印象に残りました。命をかけて自分の念を貫こうとする姿から、人の命の儚さや重みを感じました。また、昔の人々が大切にしていた忠義や責任感についても考えさせられました。今回の鑑賞を通して、歌舞伎はただ古い伝統芸能なのではなく、人の感情や生き方を深く表現しているものなのだと知ることができました。
