8月26日(水) ニュージーランド・スタディツアー3日目②

『言葉を「歌」で支える文化』


ホスト側の代表者から、歓迎の言葉や自身のルーツなどを盛り込んだスピーチが、マオリ語で行われます。そして、スピーチが終わるたびに、その言葉を支えるように、主催者全員で「Waiata(ワイアタ)」というマオリの歌を歌います。「言葉を話して終わり」ではなく、歌によってその言葉をみんなで支える。日本の学校生活ではなかなか経験することのない、とても印象的な文化です。
そして、今度はゲストである私たちの番。マッセイ・ハイスクールで私たちをサポートしてくださっている国際学生部長の成田さん、校長の鵜飼先生、そして生徒代表の米谷くんから、それぞれ挨拶をしました。そのスピーチに続いて、私たちからも歌を贈りました。
成田さんのスピーチの後には、「君が代」。校長の鵜飼先生のスピーチの後には、「校歌」。そして、生徒代表の米谷くんのスピーチの後には、「Te Aroha(テ・アロハ)」を歌いました。

『「Te Aroha」の歌声に、マッセイの生徒たちが……』
「Te Aroha」は、ニュージーランド、とりわけマオリ文化に親しんでいる人々にとって、とても身近な歌だそうです。歌詞には、愛、信頼、そして平和を願う思いが込められています。私たちがこの歌を歌い始めると、それまで少し緊張した面持ちだったMassey High Schoolの生徒たちの表情が、ぱっと明るくなりました。その様子を見ながら歌っていると、「歌は、人と人との距離を縮めることができるんだな」と感じました。言葉は違っても、歌を通して気持ちを共有する。
今回のスタディーツアーのスタートに、とてもふさわしい時間だったと思います。

『そして「Hongi(ホンギ)」』
スピーチと歌のやり取りが終わると、最後に「Hongi(ホンギ)」が行われます。
これは、マオリの伝統的な挨拶の一つで、鼻と鼻を合わせることで、お互いの生命の息を分かち合うという意味を持つそうです。日本にはない文化ですので、生徒たちも少し緊張しながら体験しました。こうして一連のセレモニーが終了しました。
セレモニーが終わると、今度はみんなでお茶や食事を楽しみます。
手作りのサンドイッチ、バナナマフィン、クッキー、フルーツなどを用意していただき、みんなでご馳走になりました。
マオリの文化では、食べ物を共にすることによって、儀式の中の特別な状態から日常へと戻り、互いに打ち解けた状態になるという考え方があるそうです。つまり、この歓迎の儀式にゲストとして招いていただいたということは、「今日からあなたたちも、私たちのコミュニティの一員です」と温かく迎えていただいた、ということなのだと思います。単なる「学校訪問」ではなく、Massey High Schoolの文化の中に迎え入れていただいた。そんなことを感じる、とても貴重な時間でした。

『Massey High Schoolの教育理念』
セレモニーを終えて、ほっと一息。続いて、オリエンテーションが行われました。
Massey High Schoolの校訓は、「SEEK THE HEIGHTS(高みを目指せ)」です。オリエンテーションで配布されたブックレットには、こんなマオリの格言が紹介されていました…

「あなたが最も大切にしている宝物を探し求めなさい。もし頭を下げるのなら、それは高くそびえる山に対してでありなさい。」

そして、ニュージーランドでの学びの冒険を始める私たちに向けて、
新しい挑戦に対して強い意志と前向きな気持ちを持って取り組むこと。
学校、家族、友人たちからの支えを受けながら、新しい環境の中で自分自身の学びを見つけていくこと。

…と、その大切さが語られました。この言葉は、今回のスタディーツアーに参加する10名に向けて、失敗を恐れず、新しい環境に飛び込み、自分にとって価値ある学びを見つけてほしい、と語りかけてくれているようにも感じます。
マオリの伝統を大切にしながら、こうした教育理念を掲げるMassey High School。
そのような学校で10名が学ぶことができることの意味を、改めて感じる時間となりました。

8月26日(水) ニュージーランド•スタディツアー3日目①

ニュージーランド・スタディーツアー引率の齋藤でございます。

スタディーツアー3日目の様子をご報告いたします。

昨日まではニュージーランドの自然や文化を「見て・聞いて・体験する」一日でしたが、今日からいよいよ、Massey High Schoolでの学校生活が始まりました。

[本日の行程]

2026年8月25日(火)

 08:35 Massey High School 集合

 

  〈Massey High Schoolの時程〉

  ※月・木曜日,( )内は火・水・金曜日

  Period1・・・8:50〜9:45(8:50〜9:55) 

  Period2・・・9:50〜10:45(10:00〜11:00)

  Interval・・・10:45〜11:15(11:00〜11:30)

  Period3・・・11:20〜12:15(11:35〜12:35)

  Mentoring・・12:20〜12:40(No mentoring)

  Period4・・・12:45〜13:40(12:40〜13:40)

  Lunch・・・・13:40〜14:10(13:40〜14:10)

  Period5・・・14:15〜15:10(14:15〜15:10)

 15:20ごろ順次帰宅

『マオリの伝統的な歓迎からスタート』

今日も10名全員が無事に集合し、一日が始まりました。

そして、Massey High Schoolでの学びの初日となる今日は、マオリの伝統的な歓迎の儀式、「Mihi Whakatau(ミヒ・ファカタウ)」からスタートしました。

Mihi Whakatauは、学校や施設などで新しく迎える人々を歓迎するための儀式です。

今回、私たちはTe Mahanahana(テ・マハナハナ)というセレモニーを行う建物に入りました。建物の中に入ると、まず目に入ったのは、学校にゆかりのある、すでに亡くなられた重要な方々の写真。

生徒たちも、普段の学校生活とは少し違う厳かな雰囲気を感じながら、静かにその場に入りました。

そして、いよいよセレモニーが始まります。

8月26日(水) 男子バレーボール部私学大会

男子バレーボール部顧問の楯岡先生から2026私学大会(夏)の報告です。

 8月11日、私学大会予選1日目、保善高校との対戦でした。細かいミスで失点はするのですが、終始二松学舎のペースで進む試合展開。2セット目は途中で控え選手を投入しても二松学舎ペースでゲームが進み、2ー0で初戦突破しました。

 8月12日、私学大会予選2日目、日体大荏原高校との対戦でした。1日目に同じ会場だったので、お互いの試合を見た上での対戦となりました。身体つきも大きく、あらゆる所からスパイクで返してくるチームでした。前日のミーティングとMetaMojiで、ブロックマークのつき方を具体的に対策を指示して、当日の試合を迎えました。

 1セット目、相手の攻撃に対してブロックマークはある程度機能して粘り強く繋いでいくことができたのですが、主導権を握りたいところでサーブミスしたりや、「相手は打ってこない」と判断してブロックにつかなかったところでスパイクやフェイントをしてきたりして、こちらの歯車が狂ってしまい、点差を詰められず16-25でセットを落としました。

 2セット目、相手はメンバーを入れ替えてきました。序盤は取ったり取られたりのシーソーゲームだったのですが、中盤にサーブで相手のレシーブ崩してリードし始めてからは主導権を握り、そのまま終盤へ。相手は慌ててエースをコートに戻すも、主導権を取り戻せず、25-18でこのセットを取りました。

 3セット目、相手はおそらくレギュラーメンバーを出してきました。中盤までは相手のペースで進みますが、コートチェンジ後に相手のローテーションミスが発覚してからリズムを崩し、14-16で2点差まで迫りました。しかし、粘り強くレシーブをつなげるも決定打が打てず、主導権を握れるない状況が続いてしまいます。その中で相手は多彩な攻撃で得点を重ねられ、16-25で2セット目も落とし、敗戦となりました。

 合宿と練習試合を通してレシーブの粘り強さは付いてきました。ここから勝ちに繋げるためには、タッチする1球1球の精度を上げるために必要なことをやる、アタッカーにどんな状況でもアタックで勝負に行かせられるようにする、相手が乱れている中で決定打を打てるようにコンビネーション練習を行う、など新たな課題が出てきました。次の第一支部球技大会、全日本選手権予選に向けて、しつこく競ってひっくり返せるようなチームを目指して、詰めていきたいと思います。応援ありがとうございました。

今日の担当は、男子バレーボール部顧問の楯岡でした。

8月25日(火) ニュージーランド•スタディツアー2日目③

『ホストファミリーの「愛情弁当」』

気がつけば、もうお昼の時間です。ここで登場したのが、ホストファミリーに作っていただいたお弁当。みんなでお弁当を広げると、自然と始まったのが、「我が家のお弁当自慢」でした。

「所変われば品変わる」と言いますが、日本のお弁当とは少し違うものの、どのお弁当にもホストファミリーの愛情がたっぷり詰まっていました。

国や文化が違っても、「大切な人においしいものを食べてもらいたい」という気持ちは共通なのだなと感じる、微笑ましい昼食の時間となりました。

『樹齢600年・800年の巨木に出会う』

午後に訪れたのは、Parry Kauri Park(パリー・カウリ・パーク)。

ここで出会ったのは、ニュージーランドを代表する巨大な樹木、カウリです。

カウリは、ニュージーランド北島北部を中心に生育する巨大な常緑樹。

まっすぐに成長するため、かつては日本のスギやヒノキと同じように木材として利用されてきました。ただし、そのスケールは日本の木とはちょっと違います。

カウリは非常に大きく成長することで知られており、高く伸びるだけでなく、幹が驚くほど太くなります。ある程度の高さまで枝をつけずにまっすぐ伸び、その上部で大きく枝を広げる姿は、とても迫力があります。

この公園の目玉は、樹齢600年と800年になるカウリの巨木です。

600年前といえば、日本では室町時代。800年前なら鎌倉時代です。

何世代、何十世代もの人々が生きてきた時間を、この木は同じ場所で見つめ続けてきたことになります。

『「木を見る」のではなく、「時間を見る」』

ニュージーランド、とりわけマオリの人々にとって、カウリは単なる「大きな木」ではありません。土地や祖先、そして生命とのつながりを象徴する存在として、大切にされているそうです。

実際に目の前に立ってみると、その大きさだけではなく、そこに流れてきた時間の長さに圧倒されます。

自分たちが生きている時間は、この木が生きてきた800年という時間から見れば、本当に一瞬です。そんなことを考えながら巨木を見上げていると、人間のちっぽけさを感じる一方で、不思議と心が落ち着いていくような感覚もありました。

今日のツアーでは、ハチミツ、羊、そしてカウリ。

一見すると別々のものに見えますが、どれもニュージーランドの自然や産業、文化と深くつながっています。「ニュージーランドを知る」という意味では、とても充実した一日になったと思います。

『そして、またホストファミリーのもとへ』

カウリの見学を終え、Massey High Schoolへ戻ってきました。ここで一日の活動を終え、それぞれのホストファミリーのもとへ帰っていきます。

今日一日で見たもの、聞いたこと、感じたこと。きっと、それぞれが自分の言葉でホストファミリーに話してくれるのではないでしょうか。そこでまた英語で伝える経験が生まれます。「英語を勉強する」のではなく、「伝えたいことがあるから英語を使う」。これも、今回のスタディーツアーで大切にしたい経験の一つです。

『明日から、いよいよ授業です!』

今日はニュージーランドの自然や産業、文化をたっぷりと体験した一日でした。

そして明日から、いよいよMassey High Schoolでの授業が始まります。

今日までの「見る・聞く・体験する」から、明日からは「学ぶ・話す・伝える」へ。

10名の生徒たちが、どんな表情で教室に入り、どんな英語を使い、どんな経験をしてくるのか。引率教員も楽しみにしています。

それでは、また明日のご報告をお楽しみに!

8月25日(火) ニュージーランド•スタディツアー2日目②


『今日のテーマは「ニュージーランドの産業」』

今日のツアーの中心となったのは、オークランド中心部から北へ車で約40分ほどのところにあるWarkworth(ワークワース)という町。のどかで美しい田園風景が広がる地域です。

ニュージーランドというと、「羊」というイメージを持つ方も多いと思います。

実際、羊や牛などの畜産、酪農、林業、果樹栽培、養蜂などは、ニュージーランドの重要な輸出産業です。

一方で、ニュージーランドの経済全体を見ると、中心となっているのはサービス業です。

つまりニュージーランドは、単純に「農業の国」というわけではありません。

農林水産業という強みを生かし、それを世界とつなげているサービス経済の国。

そんな一面もあります。とはいえ、今日の生徒たちは、そんな壮大なテーマが待っているとは露知らず。まずは、最初の目的地へ向かいます。

『ハチミツの国、ニュージーランド』

最初に訪れたのは、Honey Center Warkworth(ハニーセンター)。

ここは、ニュージーランドの養蜂やハチミツについて学ぶことができる施設で、ショップやカフェも併設されています。

施設内には、実際に動いている蜂を観察できる「Live Bee Display」があり、蜂の生態や働きについて説明を受けました。

説明には小粋な冗談も交えられており、生徒たちも楽しそうに聞いています。

さらには、実際に生徒たちが「蜂」になって、蜂がどのような仕事をしているのかを体験する場面も。短い働き蜂の一生に思いを馳せながら、楽しく学ぶことができました。

そして最後のお楽しみは、ハチミツの試食!いくつかの種類を食べ比べ、「これ、おいしい!」「こっちの方が好き!」と、それぞれお気に入りを見つけていました。

気に入ったハチミツをお土産として購入する生徒も多く、すっかりハチミツの魅力に取りつかれたようです。

『ニュージーランドといえば、やっぱり羊!』

次に訪れたのは、Sheepworld Farm Park & Cafe(シープワールド)。

ここは、かなり「ニュージーランドらしさ」を味わうことのできる場所です。

園内には羊はもちろん、アルパカ、ヤギ、ニワトリ、ウサギ、ロバなど、さまざまな動物がいます。

今回はタイミングが合わず見ることができませんでしたが、羊の毛刈りや牧羊犬の実演なども行われているそうです。

そして今回、生徒たちの心をつかんだのが、生まれたばかりの子羊たち。

なんと、昨日生まれたばかりという子羊たちに、哺乳瓶からミルクをあげることができました。小さな子羊が、ゴクゴク、ゴクゴク……。ものすごい勢いでミルクを飲んでいきます。お腹いっぱいになった子羊たちは、満足そうにヨチヨチ歩き。この姿には、みんな完全に釘付けでした。

ニュージーランドの大自然を、今度は「動物との距離」という形で体験することができました。