社会科研究部は、7月28日〜30日に合宿をおこない、福島県の会津若松・猪苗代・郡山を巡りました。

現地では磐梯山噴火記念館館長の佐藤様をはじめ、お土産屋さんの飯盛分店のご店主の方、各博物館の学芸員の方にご丁寧に説明をしていただき、各地域の歴史・文化・地理・産業について知見を広げることができました。この合宿で得た学びを文化祭で展示する予定です。

以下は部員からの報告となります。
〈1日目〉鶴ヶ城・福島県立博物館
(磯田くん)
自分の専門分野である近世戦国史の最中に築城された鶴ヶ城は壮大な歴史を持つ城の一つです。伊達氏や蒲生氏、保科氏(松平氏)など数多くの武将が所持し、それは幕末の戊辰戦争時まで続きます。戦国史では、蒲生氏郷が、秀吉が厳重警戒していた伊達政宗の監視役として鶴ヶ城で任務を遂行し、関ヶ原の戦い前後では五大老の一人である上杉景勝が家康に対抗しようと暗躍していました。幕末では、会津藩主松平容保が旧幕府軍として激戦を繰り広げていたとき、鶴ヶ城も激戦区となったため会津藩全員の力を合わせて籠城しました。しかし、結果は耐えきれず降伏となり、鶴ヶ城は壊滅してしまったのです。壊滅した鶴ヶ城の写真を見た時に、こんなボロボロになるまで戦って散っていった先人たちの無念を感じることができました。特に会津藩の予備軍として歴史に名を残す白虎隊があります。彼のうち二番隊の撤退中に鶴ヶ城が陥落したと誤解し、ほぼ全ての白虎隊二番隊士が無念の自害を選択しました。しかも彼らが自分達とほぼ同世代ということに衝撃を受けました。この壮大で且つ悲劇的であった歴史を忘れていかないよう努めていきたいとこの合宿を通して考えました。

(河野さん)
鶴ヶ城では、歴代藩主のことや戊辰戦争のことが学べました。戊辰戦争で活躍した人たち、戊辰戦争中に自刃してしまった白虎隊、藩主である松平容保などの、展示物が多くあり見ていてその時代に何が起きていたのかがよく分かりました。資料によると、白虎隊は16〜17歳という若さで戦場に駆り出され、19人もの尊い命が飯盛山で失われました。本当は20人が自刃しましたが、20人のうちの1人であった飯沼貞吉は長州藩士である楢崎頼三に保護され、白虎隊唯一の生き残りになりました。この合宿で思ったことは、このような戦争は起こしてはいけない、また、敵でも手を差し伸べて助けることも必要なことだと思いました。
(中島くん)
福島県立博物館の常設展では原始から近現代の歴史の他、民俗、自然、考古など様々な歴史の分野の展示を見ることができました。歴史の展示を観覧する際、落合先生から出題される問題を、日本史探究の知識を使って解きながら回っていくのが非常に実りのある経験となりました。また民俗の展示スペースで学んだことが福島県に住んでいる人との会話で役に立ったり、福島の文化を調べるうえでとても価値のあるものになりました。福島県で経験したことを文化祭の展示で活かせるようにこれからの部活動を頑張りたいと思います。
〈2日目〉飯盛山白虎隊関連・磐梯山噴火記念館
(小林くん)
この合宿では、白虎隊について様々な事を学び、様々な施設に訪れました。自刃の地では、ここで自分たちとほぼ同い年の少年たちが鶴ヶ城が燃えている事に対して覚悟を決め、自害を選択した場所だと考えると、すごく悲しい気持ちになってしまいました。お土産屋さんの飯盛分店では、白虎隊についての詳しい話を聞けました。例えば、白虎隊の唯一の生き残りである飯沼貞吉さんは、自刃しようとした時に右手を怪我していて、切腹ができずに喉を刀で突き自害しようとしたが、死にきれず助けられた話や、白虎隊の話は、外国にも伝わっていて、イタリアやドイツなどから石碑が送られて来ていて、イタリアから送られて来ていた石碑を運ぶために階段を作ったという話などさまざまな貴重な話が聞けました。白虎隊についての知識は、少しあったのですが、実際に白虎隊の悲劇を聞いた時は、本で読んだ時よりも2、3倍衝撃が強かったです。今回の合宿に行ったことで得られた学びを生かして今後の部活も頑張っていきたいです。
(石本さん)
磐梯山噴火記念館では磐梯山について様々なことを学ぶことができました。3Dワールドでは、磐梯山に広がる豊かな自然を、3Dメガネをかけて立体的に学びました。噴火記念館では館長さんのご厚意で講演をしていただきました。過去の噴火により今の磐梯山の自然環境があること、噴火の種類が他地域とは違い、山が丸ごと崩れたこと、そしてそのことで今の一面だけがゴツゴツしているような不思議な形があること、周りに広がる湖が周辺にあった川が噴火により堰き止められてできていることなどを教わりました。また、噴火による被害についても学び、火山がもたらす怖さと恵みを同時に知りました。
展示では主に磐梯山の噴火の歴史や、噴火に対する対策の歴史がまとめてありました。特に印象に残ったのは世界初の地震計です。中国の後漢時代にできたもので、機能としてわかりやすいものでありながら、時代を感じる素敵なデザインで目を奪われました。
館長さんに展示とは別に話を聞けました。日本にある火山の数は111個で、火山が一番多い都道府県は東京都だそうです。館長さんは若い人たちが火山と噴火について興味を持ち、たくさん学んでくれると嬉しいと話していました。磐梯山の噴火の凄さがよく学べるとてもいい施設でした。
明日のブログでは、パート2をお届けします。


今日の担当は、社会科研究部顧問の落合と、部員たちからでした。
























