本校が位置する千代田区九段周辺には、歴史や文化を肌で感じることのできる建築物・建造物が数多く存在しています。 また、政治・経済の中心地である霞ヶ関にも近く、日本の社会を支える官公庁や企業が集積するエリアでもあります。

こうした立地を生かし、約7年前から、生徒たちが「地域の特色や社会の仕組みを実体験を通して学ぶ」九段フィールドワークを実施しています。生徒たちは国会図書館、国会議事堂、遊就館、東京MX、明治大学博物館に分かれ、現地へ向かいました。

普段の学校生活では触れることのできない専門的な業務内容や社会的役割を学ぶ貴重な機会です。以下、引率担当教員からの報告です。


【財務省(千葉)】9時30分から11時まで、財務省の役割や財政についての説明やグループワーク、省内の見学を受けました。参加者は20名。1億円の札束の重さ(約10㎏)を体験したり、累進課税制度などの税の徴収について意見を交わし、財政、税についての理解を深めました。

その後は省内の施設見学で、記者会見室や中央の螺旋階段など、歴史ある多くの施設を見学させていただきました。普段、立ち入る事のない施設や見ることの出来ないものを見学し、生徒たちはとても楽しそうな時間を過ごしていました。

【特許庁(浅見)】特許庁では、実際に特許の無効審判などの審理を行う審判室を見学しました。普段は目にすることのない審理の現場を前に、生徒たちは知的財産を巡る判断がどのように行われているのかを、具体的なイメージを持って理解することができました。

また、広報室の方からは、日本における特許制度のはじまりとその歴史、技術やアイデアを守り、産業の発展を支える特許制度の重要性について説明を受けました。

更に特許情報プラットフォームの使い方のレクチャーを受け、実際に申請されている特許や商標に触れました。

特に2015年から登録が始まった「音商標」は、再生することができます。生徒たちも楽しみながら、「保護される権利」が多岐にわたることを実感できたと思います。
