6月30日(月)多言語国家ベルギー

6月25日(水)、2年生希望者対象の「二松学舎大学”学び”のコース」がありました。今回の講座は、国際政治経済学部の西川雅子教授による「多言語国家ベルギーと英語の使用状況について」。

ベルギーはオランダ語・フランス語・ドイツ語の3言語を公用語としている国ですが、国を南北に分けるように言語境界線があり、北部(フランドル地域)はオランダ語、南部(ワロン地域)はフランス語を公用語としていること、また、東部にはドイツ語を公用語とする地域があることを学びました。

同じ国でありながら、地域によって公用語が異なるため、パーティーなどの場では互いに気を遣い、自身の地域の公用語ではなく英語を使用するそうです。ベルギーでは多くの人が複数の言語を日常で使えるレベルで習得しており、相手に合わせて言語を使い分ける対応力を持っていると知ることができました。

生徒の感想の中には「いろいろな言語を知ることでたくさんの人と関わることができ、世界が広がるのだと感じた」、「何ヶ国語も話せるようになりたいが、まずは英語を話せるようになりたい」とありました。今日の担当は、進路部の古舘でした。