6月5日(木)1年生・歌舞伎教室

6月4日(水)、1年生の歌舞伎鑑賞教室が行われました。

鑑賞前のLHRの時間、中洲講堂にて、本校に在学していた和泉一真(竹本真太夫)氏による「歌舞伎のみかた」と題する講演を頂戴いたしました。

歌舞伎の歴史や魅力、今回鑑賞する演目「土屋主税」の背景解説など、代表生徒との実演を交え、お話していただきました。 和泉氏は竹本(歌舞伎における義太夫節の演奏者)になるために、まず先輩方の真似をすることから始めたそうで、「学ぶ」という言葉は「真似ぶ」からきている、真似ることで自分のものにすることができる。それはこのような伝統芸能の技術だけでなく学校での勉強も同じだと、生徒たちを鼓舞してくれました。

サンパール荒川で鑑賞した歌舞伎「土屋主税」は、物語の背景を学んだ後だったので理解しやすく、登場人物に感情移入することができました。この演目は江戸中期に起きた赤穂事件を元にしてできた作品「仮名手本忠臣蔵」の外伝であり、討ち入りに参加する赤穂浪士・大高源吾と仇討ちに共感する土屋主税を軸にした物語です。登場人物それぞれの思いや葛藤が胸に迫り、涙を拭う生徒たちも多く見られました。

素晴らしい日本の伝統芸能に触れることができた1日でした。今日の担当は、1C担任の横関でした。