10月30日(木)修学旅行②

10月29日(水)、ー修学旅行2日目の朝を迎えました。曇り空の下でしたが、生徒たちは元気に出発。朝食を済ませ、バスに乗り込み午前の見学先へ向かいました。

移動の車中では、バスガイドさんから沖縄の自然や歴史についてのお話を伺いました。窓の外に広がる風景を眺めながら、沖縄県の県花である「でいご」の木や、バナナの木など東京では見られない植物をを紹介して頂き、生徒たちは興味深そうに外を見つめていました。

また、道すがら見える地形や街並みを通して、沖縄戦当時の様子や、戦後の復興についてもお話を聞き、これから訪れる平和学習への思いを一層深めているようでした。

午前中は、昨日に引き続き平和学習です。最初に訪れたのは旧海軍司令部壕。壕で発見された遺留品の展示などを見学した後、実際の壕に入りました。壕の中は蒸し暑く、自決の際に使われた手榴弾の爆発痕が壁にあったり、司令官室には大田司令官の辞世の句が残されており、生々しい戦争の痕跡を目の当たりにしました。

続いて訪れたひめゆりの塔では、戦争で亡くなった方々の御霊に黙祷を捧げました。静まり返った中で手を合わせる生徒たちの姿からは、命の尊さや平和への思いが感じられました。

その後に見学したひめゆり平和祈念資料館では、当時の学徒の証言映像や遺品に触れ、戦争の悲惨さを学び、平和を守ることの大切さを改めて胸に刻む時間となりました。

午後は、沖縄美ら海水族館を訪れました。 巨大なジンベエザメが悠々と泳ぐ大水槽を前に歓声が上がり、カラフルな熱帯魚やサンゴ礁の展示にも興味津々。外に出ると、雲の切れ間から差し込む陽射しに、青い海が一層きらめいて見えました。

平和を学び、自然の豊かさに感動した、心に残る一日となりました。3日目は、選択プログラムです。それぞれの選んだコースで、沖縄の文化や自然に、さらに深く触れていきたいと思います。今日の担当は、引率のE組担任の浅見でした。