11月15日(火)『校長だより』第28号

【二松生で埋まる一塁側スタンド ~野球部 秋季東京都大会~】  

12日(土)、13(日)、秋季東京都高等学校野球大会の準決勝・決勝に駒を進めた野球部を「全校応援」で盛り上げようと神宮球場に全校生徒が集結しました。

両日とも神宮球場一塁側スタンドでは、吹奏楽部が演奏する中、チアリーディング部と応援同好会、さらに野球部が応援をリードし、参加した生徒はメガホン片手にグラウンドでプレーする選手を鼓舞し応援しました。

二松に入学後、初めて、球場に足を運んだ人もいたことと思います。12日の準決勝後に中3生向け学校説明会で応援の感想を話してくれた1年生は、「野球部のプレーはもとより、吹奏楽部やチア部、応援同好会の三部の応援を生で見られ、クラスメートの活動の一端を知ることができました。」と語ってくれました。コロナ禍の影響もあり、日頃、他の部活動の様子を見る機会がなかったことから、今回の野球応援は初めて参加してくれた生徒の皆さんには新鮮に映ったことでしょう。野球部前主将3年生の小林君からは何度も「全校応援にしていただき、ありがとうございます。とても嬉しく感じています。」と感謝の言葉がありました。

準決勝戦では勝利の後、校歌が流され、学校への帰属意識を高め、二松生としての誇りを強く感じてくれたことと思います。全校生徒が同じ目的に向かって一丸となれたことは、とても嬉しいことです。参加してくれた生徒の皆さんの心に残る行事となったことが何よりです。さらに保護者の皆様の応援、野球部OBの鈴木誠也さんも駆けつけていただいたようで、オール二松学舎で過ごせた時間に感謝です。本当にありがたいことですね。 

試合は、準決勝の帝京高校には勝利しましたが、決勝戦では残念ながら東海大学菅生高校に敗れ、準優勝となりました。野球部の活躍は我々に感動とパワーを与えてくれました。 今回の結果等を踏まえ、甲子園での春の選抜高校野球大会への出場は、来年1月下旬の選考会議で決定されるそうですが、これまでの実績等を評価してくれることを祈るばかりです。選考される、されないに関わらず、春までは時間があります。体力や技術を鍛え、次の戦いに向けてまた準備を進めていくのみです。野球部には更なる挑戦を期待しています。