6月15日(水)歌舞伎鑑賞教室ー1年生ー

6月14日(火)は、1、2年生が合同で国立劇場にて「彦山権現誓助剣一幕二場 毛谷村」という歌舞伎を鑑賞いたしました。

この作品は九州・英彦山の麓に住む剣術の達人、毛谷村六助が、師匠の娘に助太刀する、という敵討ちの物語です。十一段続きの壮大な長編の九段目に当たる「毛谷村」は、最も名高い一幕です。

事前指導として、本校にかつて在籍していた義太夫節奏者である和泉一真氏より、歌舞伎の歴史や基本情報、見どころなどを講演していただいていたので、実際に舞台を鑑賞するのを皆心待ちにしておりました。

主役の六助の善良で優しい性格に共感するとともに、六助とお園の出会いのシーンでは、武術の腕前と凜とした気性を持つお園が、六助をずっと夢見ていた許嫁であることに気づいた時に態度が急に変わり、恥じらう可愛らしい姿になったところが、この作品の魅力の1つだと感じました。又、一味斎孫弥三松を演じる子役の小川綜真の愛くるしい見得や微塵弾正の残忍さを知った六助の憤りの凄まじさなど見どころが満載の作品でした。

日本の伝統文化に触れる良い機会となりました。

今日の担当は、入試広報部ほ横関でした。