6月7日(金)3年生・芸術鑑賞

6日(木)、3年生はTBS赤坂ACTシアターで上演された「ハリー・ポッターと呪いの子」を鑑賞しました。以下、3年生の中澤さんからの報告です。

【芸術鑑賞】

今作品はシリーズとして8番目の物語で、初めて舞台を使って描かれたものです。公演はアジア初、世界としては東京が7都市目となっているのもあり、とても楽しみにしていました。

今日はハリー・ポッター役を藤原竜也さんが演じる回ということもあって、心待ちにする声も多く聞こえていました。

演者の方以外にも、舞台演出や衣装、準備の間の動きを見ていてもとても楽しかったです。

私は特に、演者の方々が次のシーンに帰る時に動いている姿が印象強く残っています。準備が終わった後、ただ走って帰ったり、そのまま次のシーンに出るのではなく、マントを翻して、大きく衣装を動かしながら去ります。まるで自分の事を強調しているようで、印象に残りました。

また、暗転の中続く演技も暗がりの中でもわかりやすく、ハラハラドキドキしながら見守り、声を出して応援をしたくなるような雰囲気に飲み込まれました。

今作はハリーの次男であるアルバス・ポッターと、ドラコ・マルフォイの息子であるスコーピウス・マルフォイの2人を中心とした物語で、アルバスは父親であるハリーと比較されることで感じる劣等感、スコーピウスは根拠の無い噂による、多くの人からの心無い言葉を受けての自己卑下が強く表現されているように感じました。

この作品からは、過去ではなく、過去から作られた今の状況に向き合うことの大切さを学びました。後悔することがあっても、それを前に進むための材料として、失敗に囚われすぎないことも重要だと思いました。

今回の作品は原作者も絶賛しており、満足感が得られる作品でした。機会があれば、個人的にも観に行きたいと考えています。