5月24日(水)第2回学びのコース

5月18日(水)放課後、高大連携講座「学びのコース」第2回が実施されました。今回は、国際政治経済学部国際政治経済学科教授の手賀裕輔先生にご担当いただきました。手賀先生のご専門は国際政治学で、「なぜ戦争は起きるのか?」というテーマです。

手賀先生は、ロシアによるウクライナ侵攻を事例として、戦争が起きる理由を「指導者個人」「政治体制」「大国間関係」という3つの切り口から論じ、高校生に「国際政治学の『思考の枠組み』を提供したい」とおっしゃっていました。

終了後の質疑応答の時間で、ある生徒が「今回のロシアによるウクライナ侵攻の要因は、指導者個人・政治体制・大国間関係のどれですか」と質問しました。手賀先生は、「納得されないかも」と前置きした上で、「この3つが複合的に絡み合っています」と回答された上で、「学問的方法論に則り、自分にとっての説得的な答えを見つけ出すのが『大学という学問の場』です」と締めくくられました。

現在進行形の問題ゆえ、いつも以上に生徒の興味と関心の度合いは高かった思います。受講した私も知的興奮を覚え、大変、充実した時間でした。手賀先生、ありがとうございました。今日の担当も、入試広報部の車田でした。