もう6月も下旬です。期末考査の足音が聞こえて来ます。それも踏まえて、各学年、今週の午後は「面談週間」になっています。
部活動も、来週月曜日で、活動停止になります。以下、ギター部は部員の代市さんから、ボランティア同好会は顧問の横関から、最近の活動を紹介してもらいました。
【ギター部】
6月5日(月)から計4日、3人+3バンドによるギター部ホール発表を実施しました。
最終日の12日(月)は最終日で、私の所属するバンドの発表です。
中洲記念講堂で発表するよりも観客との距離が近く、緊張しました。
ですが、観客の盛り上がりを近くで感じられるので、演奏出来て、とても楽しかったです。お昼休みという短い時間でしたが、たくさんの生徒が見に来てくれました!
【ボランティア同好会】
ボランティア同好会では、時折、外部からの講師に講演をお願いして、見聞を広めています。17日(土)は、東京大学文学部中国思想文化学研究室の平澤歩先生より、新暦施行から150年目の年にあたる今年にちなみ、「旧暦」についてのお話をしていただきました。 「五月晴れ」「十五夜」や「春節」についてのクイズを取り入れながら、わかりやすく説明してくださいました。
中国の暦は、基本的に太陰暦をベースとし、前漢から清に至るまでの約1750年間、朝廷が変わるたびに約50回も改暦されていたそうです。西洋においてはB.C.713年からのヌマ暦、B.C.45年からのユリウス暦、A.D.1582年からのグレゴリオ暦と改暦は3回です。
一方、日本においては遣唐使が持ち帰った暦法が導入され、5度ほど改暦を行い、江戸時代には自力の改暦を4度行い、明治5年(1872年)に明治改暦が行われ、150年後の現在も用いています。これは太陽暦、事実上西洋のグレゴリオ暦を採用したものですが、西洋への屈服は容認し難いため、明治政府は建前上は皇紀に依拠しているというスタンスでした。
暦や時計についてさまざまな疑問が生まれ、質疑応答は大変充実したものになりました。自分の中から湧き上がる疑問について深く追究していく、人文学系の学問探究を体感した有意義な時間となりました。