5月19日(日)、晴海総合高校で全国高等学校剣道大会(インターハイ)東京都第1支部予選が行われました。本校からは男女団体、個人戦に男子4名、女子3名が出場しました。午前中に団体戦、午後に個人戦が行われました。どの試合も4分間3本勝負(2本先取で勝利)です。 団体戦は1チーム 5人(先鋒・次鋒・中堅・副将・大将))で構成されますが、女子部員が5人おらず、3人での出場となりました。以下、顧問の浅見先生からの報告です。
【女子団体】 初戦は愛国高校と対戦。先鋒・次鋒は不戦敗となり、1敗も許されない厳しい戦いとなります。1人目は中堅の2年生の桝本、相手の隙をついて、面を2本取り、勝利します。 続いて副将の1年生の岸田、鋭い剣捌きで小手を決め、有利に試合を進めます。その後、相手に反則が2つで1本となり、2本勝ちとなりました。 最後に大将の1年生の村上、多少の緊張はありましたが、小手、面と決めこちらも2本勝ち。 始めから2敗の不利な状況から、高校デビュー戦となる1年生2人も大いに活躍し、3連勝で勝ち上がります。
勝てば都大会進出となる試合は都立小松川高校との1戦。 この試合も相手校より人数が少ないため、先鋒・次鋒の不戦敗から始まり、後がない状況から始まります。 中堅の桝本が面を2本取り勝利しますが、副将・大将が敗れ、敗退となりました。悔しさを滲ませるメンバーでしたが、負けられないプレッシャーの中、よく戦ってくれました。夏、秋と稽古を重ねてさらに強くなっていってくれると期待しています。
【男子団体】初戦で日比谷高校と対戦しました。先鋒の1年生の竿田は果敢に攻めますが、相手に2本を取られ、敗戦。次鋒の2年生の中村は互いに1本ずつ取り、引き分け。中堅の2年生の佐藤は落ち着いた試合運びで、小手を取り、チャンスをものにしました。 副将の1年生の関根は面を取り、先制しますが、その後、面を2本取られてしまいました。主将の1年生の國丸も気合十分で積極的に仕掛けていきますが、一歩及ばず、面と胴を取られ敗退となりました。負けてしまった試合も勝機はあっただけに悔しさの残る結果となりました。ただ、2年生の上級生としての意地と1年生の物怖じせず相手に飛び込んでいくアグレッシブさを頼もしく感じました。
【個人戦】2年生の中村、山本、1年生の竿田、國丸、女子は2年生の桝本、1年生の岸田、村上の7名が出場しました。他校は引退をかけた3年生も多く出場している中、1・2年生のメンバーで善戦してくれました。この中で、女子2年生の桝本が勝ち抜き都大会進出を決めました。6月1日に東京武道館で行われる東京都予選に向けて、より稽古に励んでくれることと思います。