選抜甲子園通信も今日が最終号。まず、応援同好会顧問の千葉先生から、昨日の試合結果をお届けします。次に野球部帯同教員の浅見先生から、野球部の様子をお伝えします。そして最後に、応援に参加した生徒(2年生の大内くん)の感想を掲載します。長きにわたるご声援、感謝申し上げます!

【ベスト8進出ならず】 23日(日)、ベスト8進出をかけて、岩手県の花巻東高校と対戦しました。今回も、学校から多くの生徒が応援に参加。保護者の方やOBの皆さんなど多くの方々も球場に駆け付け、声援を送ってくれました。

本校の先発投手は河内くん(3年生)。初回の相手打線の攻撃を三者凡退に退ける最高の立ち上がりを見せますが、2回に守備の乱れなどもあり、2点の先制を許します。反撃したい打線ですが、ランナーは出すものの、なかなか得点につながらず、逆に5回にも2点の追加を許し、6回終了で0-4と苦しい展開になります。

しかし、6回から2番手としてマウンドに上がった及川くん(3年生)が7回表の相手の攻撃をリズムよく3人で抑えると、その裏、先頭の4番・早坂くん(2年生)がヒットで出塁。続く5番の永尾くん(3年生)がレフトへ放った強烈な一打は、今大会初のフェンスオーバーのホームランとなります。

このホームランにスタンドは大いに盛り上がり、試合の雰囲気が一変します。さらに打線がつながり、2死1・2塁のチャンスを作ると、1番バッターの入山くん(3年生)がしぶとくセンター前に落とし、2塁ランナーが生還、3-4と1点差に詰め寄ります。


終盤での逆転が期待されましたが、直後の8回に2点の追加を許し、3-6での惜敗となりました。43年ぶりのベスト8進出はなりませんでしたが、今大会を通して、選手たちは、甲子園でなければ学べない宿題をたくさんもらったと思います。

来月スタートする春季大会から、これらの課題をしっかりと克服できるよう、チーム一丸となり頑張ります。そして、一回り大きなチームとなり、夏の選手権大会で聖地・甲子園に戻って来たいと思います。これからも、本校野球部に熱いご声援を宜しくお願いいたします。今大会にいただいた皆様のご支援に改めて感謝いたします。本当にありがとうございました!なお、春季東京都高等学校野球大会の本校初戦(2回戦)は、4月6日(日)10時より、都営駒沢球場で行われます。対戦相手は、東京学芸大学附属高校と八王子高校の勝者になります。

【最後の一日】3月23日(日)、試合の朝も変わらず、いつも通りの散歩から始まります。朝食後、準備を済ませ、いざ出発。

甲子園球場には、生徒以外にも保護者の皆さん、卒業生など、たくさんの方々が応援に駆けつけてくださいました。

試合結果は残念でしたが、今大会の反省をもとに、研鑽を積んで、また夏、この舞台に必ず帰ってきてくれるはずです。なお、野球部は24日(月)、13:03東京着の新幹線で帰京しました。しかし、すぐに春季大会が控えています。3年生は残り少ない期間、最後まで悔いなくやり切ってくれることと思います。ありがとうございました。

【野球応援】 今の在校生は入学後、初めての甲子園での応援です!僕自身は野球が好きで二松に入学したので、野球応援自体は頻繁に行っていますが、在校生や卒業生が一体となってここまで本気で応援しているのは、初めての経験でした。

18日(初戦)と23日(2回戦)の両方に参加しました。特に2回戦は集合時間が朝5時55分と早く、電車の時間の都合で人数が少なかったにも関わらず、1回戦のときよりも全員が全力で応援し、声量も数倍あったように感じました。

試合はリリーフの及川くんの好投や5番・永尾くんの今大会初柵越えなど、後半に粘りましたが、惜しくも敗れてしまいました。自分たちの代は夏があるので、その時にまた甲子園に足を運べることを期待して、たくさん応援したいなと思います。秋大会から今日まで多くの感動をありがとう!!
