4月29日(祝)「校長便りー二松から飛翔へー」第2号

【二松生の可能性へ期待しています】

二松学舎附属高校に着任して約1か月。なんと時間の流れることの早いことか。

校舎内をブラブラして感じることは、二松生の真面目さ、明るさ、親しみ深さなど。それは、授業に臨む姿勢、部活動への取組、進路ガイダンスや学年集会の様子などの場面から実感できます。 授業には真摯な姿勢で参加しているし、 身だしなみや行動もきちんとしている。

また、運動系・文化系を問わずに、部活動にも多くの生徒たちが参加し、活気のある放課後となっている。

まさに学校は、部活動等を通して互いに切磋琢磨し「心を育て」、授業等で対話を深め「学力を伸ばす」場となっていると実感します。二松での様々な活動を通じて、日々成長し、可能性を広げ、3年間で大きく羽ばたくための翼を獲得してくれることを期待しています。

【授業を大切にしよう!!~授業参観スタート~】

先週から、私も授業の様子を参観しています。

私が授業に関して、年度当初に皆さんに要望したことがありました。それは「日々の授業を大切に!」ということ。これは、決して皆さんだけではなく、先生方へもお願いしています。先生方へは、「対話のある授業」場面をもつこと。先生から生徒へ問いを投げかけ、自らの頭で考えさせ、考えたことを隣の生徒と出し合う。その対話の中で新たな気づきを得たり、自分自身をメタ認知したりすることでより学びを深めることが可能となります。

対話とは、何も4人グループで10分間話し合わなければならない、ということではありません。「このことについて、隣同士で 1 分間話し合ってください。」「考えたことを 30 秒間出し合ってください。」ということでよいのです。 知識の一方的な伝達だけでは見えない生徒の思考が認知され、それを表現することで、集団で学ぶ意義や意味が出てくる。その結果として、到達させたいあるいは、したい知識へとつながれば、より質の高い授業になるでしょう。

生徒の皆さんには臆することなく、自分の考えを率直に出し合える開かれた集団であってほしいと思います。