引率の千葉先生から、2日目の報告です。
【2日目】
2日目は、台南地方の名所・旧跡を訪ね、台湾への見識を高めました。8時30分にホテルを出発し、最初に向かったのが、蓮池潭(リェンチータン)です。高雄のシンボル「七重の塔」は工事中でしたが、湖の見学を始めると、それまでの雨は上がり、我々を歓迎してくれているようでした。蓮池潭は台湾一のパワースポットとしても知られ、ガイドさんの説明を受けた後、生徒たちは思い思いにその景観を楽しんでいました。
次が台南孔子廟です。1665年に創建された台湾最古の孔子廟は、清朝末期までは台湾政府の最高学府とされ、台湾における「儒教」研究の中心となっていた場所です。日頃から、論語の授業を通して孔子の教えに触れている生徒たちには、改めて、孔子の存在の大きさを認識していたようです。生徒全員が、施設内にある学業成就の願い札にそれぞれ願いを記入しました。
昼食は、台南グルメ・担好麺の発祥店として知られる「度小月」。
昼食後は、出発前に事前学習をした八田與一さんの設計・監督で知られる「烏山頭ダム」を訪ねました。
最初に「八田技師記念室」にて、動画を視聴した後、広大なダムの施設、八田さんの銅像、殉工碑を見学し、最後は、2011年に再建された八田邸を中心とした「八田與一記念公園」に行きました。
この施設内では、関係者の方々が、我々が日本から来た団体であるという事で、とても親切にしていただきました。
台南で生活されている方々は、八田與一さん、ひいては日本人自体に特別な思いを持っている方が多いようで、八田さんの存在の大きさ、功績に気付かされた思いがしました。
八田さんによってもたらされた日本と台湾の関係は約100年の時を超え、今に息づいており、我々日本人が大切にしなければならないことを生徒たちも感じてくれているようで、とても有意義な研修となりました。
本日の研修を終えた生徒たちは、バスで嘉義駅へと移動、日本の技術が取り入られた「台湾高速鉄道」で台北駅に到着。夕食後、ホテルに入り、2日目の予定を滞りなく終えました。
明日からは、中国文化大学で中国語の学習が始まります。ホテルで英気を養って、明日以降の研修に臨みたいと思います!