12月29日(金)土がすべて教えてくれる-美術部-

美術部は冬休みの活動として、学校の近所にある食器の専門店「暮らしのうつわ 花田」を訪問し、生活を彩る食器の数々を鑑賞しながら、器の歴史、文化についてのお話を伺いました。以下、顧問の横関先生からの報告です。

【美術部活動報告】

食器の専門店が存在するのは日本だけで、諸外国はインテリアショップの一部として食器が売られているそうです。

また、お箸を使うアジアの国々の中で、自分用のお箸があるのも日本だけだそうです。

それだけ日本の食文化と器文化は豊かで奥深い歴史があるということがわかりました。

その後、陶芸家の方から、なぜ陶芸家になったのか、どんな仕事をしているのかなどをお話ししていただきました。

陶芸に挑戦している部員もいるため、具体的な製作過程での作法についての質問が出て、丁寧に教えていただきました。

その中でも、「土がすべて教えてくれる」という言葉が心に残りました。

一つ一つ手作りの食器には、ぬくもりがあります。お気に入りの器で料理を楽しむことは、ささやかだけれど、とても贅沢で豊かなことだと感じました。

モチベーションが高まった部員は、学校に戻ると、早速、土いじりを始めました。