5月31日(水)こども食堂

ボランティア同好会が「こども食堂」のボランティアに参加しました。以下、部員の岡田さん、顧問の横関先生からの報告です。

【岡田(3E)】

ボランティア同好会は、少人数ではありますが、5月28日(日)、こども食堂のボランティアに参加しました。ただ、まだ新型コロナが冷めていないので、困窮家庭に寄付された野菜や保存食、冷凍食品などの品出しなどのお手伝いでした。

コロナ禍の中で活動してきた私たち3年生にとっては、初めての外部活動でした。緊張しながらも、1つ1つの仕事を通して、だんだんと慣れてきました。運営者の方の話を聞いたり、利用者の方とコミュニケーションを取ることで、人に寄り添う気持ち、思っていることを実現する行動力の大切さを改めて感じました。

心で思うだけでなく、それを行動することで、初めて相手との繋がりができるんだと思いました。この経験を活かして、これからもボランティア同好会として、様々な面を学び、行動し、将来に繋げていきたいです。

【横関(顧問)】

5月28日(日)、3年生3名が代表で新宿ニコニコこども食堂のボランティアに参加いたしました。コロナ禍の影響で、まだ、こどもたちが集まってワイワイ楽しくご飯を食べるという活動はできていません。  そのかわりに、パントリー・ピックアップ(必要な食品を選び、無料で持ち帰る)を行っています。賞味期限が近づいてきている食材をフードバンク(セカンド・ハーベスト・ジャパン)が企業やお店から譲り受け、それを各地のこども食堂に分配しています。

新宿ニコニコこども食堂の皆さんがそれを受け取り、地域の困窮しているご家庭に分配しています。  日本では現在、まだ食べられるのに捨てられてしまう食材が年間522万トン(日本の人口で割ると一人あたりお茶碗一杯分の食料を毎日捨てている計算になる)もあるそうです。

一方で、貧困家庭で育ち、食べるものに困っているこどもたちは6人(または7)に1人と言われています。  食品ロスを減らし、困窮するご家庭をサポートし、社会を元気にする活動です。

お米を測って袋詰めしたり、生鮮野菜や果物をまとめてカゴに入れたり、食品を受け取りに来られる方々のサポートをしました。3人とも持ち前のコミュニケーション能力の高さで、他のボランティアの方々や利用者の方々と交流しながら楽しく活動することができました。

食品ロスをなくす、飢える子供たちをなくす活動は、よりよい社会への一歩だと思います。日本の格差問題や食品ロスの問題、それを解決に近づけようと日々活動しているボランティアさんたちの存在など、さまざまなことを学んだ1日でした。