6月12日(水)明日への糧-吹奏楽部-

吹奏楽部が、陸上自衛隊中央音楽隊第172回定期演奏会を鑑賞してきました。自衛隊東京地方協力本部港出張所の皆さんからご招待いただき、生徒9名と顧問でお伺いしました。会場は池袋にある東京芸術劇場。以下、顧問の齋藤先生からの報告です。

【齋藤先生】

開演の1時間前から開場で、開演までの時間はミニコンサートが行われていました。

開演すると、まずは国歌「君が代」の演奏で、会場全員起立での斉唱でした。スタートは、数々の名曲を生み出した作曲者であり、名指揮者であったレナード・バーンスタインの「キャンディード序曲」から。第1部はその他に、作曲家アルフレッド・リードの「吹奏楽のための第7組曲」、ソプラノの鶫(つぐみ)3等陸曹による歌と吹奏楽による「アメージング・グレイス」、吹奏楽曲の難曲で知られる「華麗なる舞曲」です。

第2部は、「大地と水と火と空の歌」、「行進曲「エル・カピタン」」、そして米国空軍太平洋音楽隊をゲストにジャズコンボと吹奏楽の名曲「シンフォニック・ジャズ組曲」がメイン曲でした。20分を超える大曲に聴き入る聴衆は、終盤に差し掛かるにつれ熱を帯び、大興奮のまま、終演となりました。

会場の割れんばかりの拍手が続くと、アンコール1曲目。再び鶫3等陸曹による「ハナミズキ」の美しい歌声に聴衆は聞き入っていました。再びアンコールを求められると、指揮者で音楽隊隊長の志賀1等陸佐がMCとなり、なんと普通は厳禁な撮影・録音OK宣言。

アンコール2曲目は今年がオリンピックイヤーであることに因み古関裕而作曲「オリンピックマーチ」でした。お客さんも手拍子で演奏に参加し会場がひとつになったところで終演。会場を後にするお客さんたちは全員満足の様子でした。

聴き終えた部員たちも、演奏会の名場面を話しながら足取り軽やかに帰途に就きました。

ところで、我が吹奏楽部では来たる6月23日(日)、迎賓館赤坂離宮にて行われる開館50周年記念イベントとして行われる、迎賓館前庭での記念コンサートに参加します。

50周年記念に彩りを添えるべく、現在部員一同全力で練習中ですが、今回の陸上自衛隊中央音楽隊の演奏会は、部員たちにとって非常に良い刺激となったようです。今日の感動が今後の演奏活動の糧になることを期待したいと思います。