今日は、男子バレーボール部の大会報告をお届けします。顧問の楯岡先生からです。
【男子バレーボール部】
11月20日、城北高校にて、新人大会一次大会が行われました。新人戦までの練習・練習試合で目標にしていたのは、「判断→声(伝達)とプレー(行動)をチーム一丸となって行う(連携)」、そして「簡単にあきらめない粘りでチームを引っ張る(何度も何度もラリーを続ける)」で、目標達成に向けて日々練習してきました。その成果が試されるのが今大会です。初戦は佼成学園。二セット目の途中、キャプテンに対して「次の試合を意識して気持ちと集中力を上げる声がけやプレーをするように」と指示し、判断の声や移動にメリハリをつけてプレーするように意識が変わり、終盤は連続してサーブ権を与えることなくゲームを制することができました。結果は、2ー0(25ー14、25ー14)で初戦突破となりました。
2試合目の対戦相手は日体大荏原。1セット目は序盤に相手に走られるものの中盤にセッター長岡の鋭いサーブが連続して決まり、追いつき逆転。その後はレシーブでしつこく繋げてラリーを続け、サーブ権を1回で奪われることがなかったので、徐々に点差をつけ、25ー22で1セット目を取ることができました。2セット目も同じような展開。終盤(17点)までにキャプテン小山の連続サーブなどで並び、その後は粘り強くフライングレシーブなどでボールを繋いでシーソーゲームになり、主導権を取られないよう耐え続けました。その状況で先に24点を取ったのは二松学舎(相手は22点)。あと1本取ればゲームセットというところで、連続ミスして24−25。ここでサーブ権を取り戻すもののサーブミス。結果、26ー28で二セット目を取られてしまいました。三セット目も中盤までは、1、2セット目と同様の展開。しかし、エース小山のアタックが相手ブロックに引っかかり始め、1、2セットに見られた粘り強いレシーブも精細欠き、相手にリードされたままゲームセットとなりました。結果は、1−2(25−22、26−28、17ー25)。この試合、苦しい状況を乗り越えて勝利を収めるという大きな経験をできなかったのは、大変残念なことです。しかし、ラリーを繰り返すごとに判断が早くなり、的確な声が出るようになり、粘り強さが増していったのは大きな収穫になったと思います。
今後の課題は、今回できたことに合わせて、ボールを丁寧に扱う正確さが合わせ持てれば、日体大荏原の二セット目をスムーズに取ることが出来たでしょう。また、セットを奪われたり、ミスをしてしまったりしたとしてもキッパリと切り替えられるタフさを身につけていければ、三セット目に突入したとしても臆することなくプレーができるようになり、ゲームを制することができるようになるでしょう。そのような面を強化できるように導いていきたいと思っています。
最後に、大会前に、球技大会後、武蔵野の森スポーツセンターで練習する機会を得ました。広い体育館でボールを追いかける経験ができたことが、今回の粘り強さが生まれてくる要因の1つになったと思います。この体育館は天井が高く、壁までも距離があるので、レシーブミスをして何処かに飛ばしてしまったとしても、追いかけてレシーブしに行ける感覚は、普段の学校練習では経験できないものだったのかもしれません。