7月30日(火)から2泊3日、合気道部は山梨県山中湖で合宿を実施しました。昨年度もお世話になった至誠荘さんです。今年度は人数が多く、1年生15名、2年生7名、3年生3名合計25名での合宿です。以下、部長の三宅(3年生)さん、顧問の服部先生からの報告です。
【部長】7月30日(火)から8月1日(木)の3日間、山梨県山中湖村で合宿を行いました! 最終日の審査、8月2日に控えた演武大会に向け、稽古や自主練にも真剣に取り組むことができました。
私たち3年生は今年で最後の合宿となりましたが、本当に悔いのない合宿にできたのではと思います! 全員が心・技・体ともに大きく成長できた3日間でした!
【顧問】初日のお昼は基本技を中心として取り組み、1年生は特に足の動きや手の捌きなど、普段、あやふやになっていた部分を集中して確認しました。夜の自主稽古では、お昼の稽古で見つけた自らの課題に向き合い、それぞれが自分の技に磨きをかけました。
2日目は朝の散歩で山中湖までみんなで歩き、簡単なストレッチ。目の前に大きな富士山が見える環境で、生徒たちはとてもスッキリとした気持ちになり、今日一日の稽古を頑張ろうと気を引き締めた様子でした。
朝・昼と日野師範により、3日目の朝に実施される昇級審査に向けての稽古を行いました。特に昼の稽古では、気温も上がり、環境的には厳しさを増していましたが、全体の集中力や気持ちの引き締まり方、返事をするときの声が自然に大きく出る様子、疲れが溜まっている中でも自ら一生懸命に動く姿が見られ、生徒たちの気持ちの部分に大きな成長を感じた稽古になりました。
また、稽古後は本校合気道部OBの木内コーチが中心となり、8月2日(金)に実施される全国高等学校合気道演武大会の演武練習を行いました。1年生は初めての大会。3年生は高校生活最後の大会になります。合宿で磨き上げたそれぞれの最大限の力を出し切るよう、それぞれが一生懸命稽古をしました。
夜の自主稽古では審査前最後の時間であるため、それぞれ自分の課題を見つけ技の確認を行いました。1年生はコーチの指導のもと、2年生は3年生が技を見てあげながら、それぞれ技を確認していました。
3日目は昇級審査を実施。1年生は初めての審査で5級審査です。細かな課題は残るものの、とてもよく動けていたと感じました。この審査の経験を、この先の稽古にも活かして次に向かっていってほしいと思います。
2年生は昨年、同じこの場所で初めての審査を行いましたが、それから1年で、こんなにも成長したのだということに驚かされました。合気道は、審査の当日のみの努力ではどうにもならない、技が体に染み込んでいる、という感覚が必要です。2年生はこの1年間、確かな積み重ねをしてきた成果がよく出ていたと思います。
3日間を通して、生徒たちの動きが明らかに変わったように感じます。合宿を通して、それぞれが自らの中で何か、技術だけではなく、得られたものがあったのだと思います。
一生懸命頑張ることが、これほど充実して楽しいことなんだ、と、合気道の技術のみではなく、心の部分も大きく成長することができたと感じる3日間でした。
合気道は1人では稽古できない武道です。相手や仲間がいることへの感謝、稽古ができる設備や環境、食事などの用意をしていただいた宿舎の方への感謝の気持ちを持って、3日間で身につけた様々なものを大切にしながら、これからも部全体で精進してまいります。