【4日目】朝食後、中国文化大学で中国語の学習です。明日は台湾の大学生と班別行動で市内巡りをするので、それに備えて、自分たちで欲しいものや食べたいものを注文できるよう、頑張っていました。
午後は、「台湾中国結びを学ぶ」です。古来から、組む・結ぶは神聖なもの、魔を祓うとされているそうです。その中国結びで、スマートフォンのストラップを作成しました。
午後から鵜飼校長先生が合流してくださったので、我々教員も中国結びにチャレンジしました。
夕刻、SDGsを学ぶプログラムで南機場幸福食物銀行さんを訪問しました。
ここは、大手企業と提携し、廃棄される食品などを必要な人々に提供する「食のサステナビリティ」の取り組みを進めています。「自分ごと」として捉える機会になればと思います。
その後、台北101でお土産を購入し、夕食を食べてホテルに戻りました。
【5日目】午前中は中国文化大学での授業。午後の市内巡りでにとても役立つ内容でした。
午後は、2つのグループに分かれて班別行動です。
各グループに台湾の大学生が帯同し、生徒を案内してくれました。
事前に生徒たちにはどこに行きたいか、何をしたいか、何を食べたいか、などを調べてもらい、地下鉄などを利用して「自分たちの行きたいところへ自分たちの力で行く」というプログラムです。
班別行動では「グループ内での交流を深めること」・「台湾の大学生との交流を深めること」というテーマを与え、グループ全員で写真を撮ったり、大学生に色々な質問をしながら楽しく市内巡りをしていました。
夕方からは土砂降りの大雨が降りましたが、悪天候さえも、みんなでいると楽しくて、笑顔でいっぱいの班別行動だったようです。
それぞれのグループを担当してくださった大学生とも仲良くなり、大満足な5日目となりました。
【6日目】午前中は中国文化大学での最後の授業でした。初日に学んだ発音から昨日の会話文までの総復習です。とてもアクティブに学んでいたので、この語学研修での学びや成長を感じました。
午後はバスで十份へ。天燈(ランタン)を飛ばす体験です。それぞれ、自分の願いを天燈に書き、4人1組のグループで天燈を空へ飛ばします。青く澄んだ空へ高くたかく飛んでいく天燈はとても美しかったです。
その後、周辺を散策しました。かつて、この地が石炭のが採掘されており、運ぶために使用されていた「静安吊橋」も渡りました。
その後、九份へ移動し、観光と食事です。九份は19世紀末に金の採掘で栄えており、現在は山から見える絶景や沢山の提灯に灯された美しい街並みから観光地としてとてもに有名です。
台湾語学研修最後の夕食は、素晴らしい九份の街並みを見ながら、また、この研修のたくさんの思い出話をしながらの素敵な夕食になりました。
夕食の時にお箸を落としてしまった時、中国語で「お箸をください」と店員さんに伝えるにはどうしたらいいか、と生徒たちの中で話し合い、自分たちの力で問題を解決していました。生徒たちの成長を感じることができとても嬉しく思います。
附属高校と附属柏高校から「台湾の語学研修行きたい!」と志を持って参加した9人の生徒たちは、学校や学年の垣根を越えて、皆で学び、成長し、そして楽しんだ語学研修になっています。