8月16日(金)、6泊7日の台湾語学研修が始まりました。附属高校から6名、附属柏高校から3名、計9名での参加です。以下、引率の服部先生からの報告です。
【初日】この日は関東に台風7号が接近しており、出発そのものが心配でしたが、ー予定よりも1時間出発時刻を早め、無事に出発することができました。
台風により足元が悪い中、保護者の方々や秋葉教頭先生にお見送りに来ていただき、生徒たちは安心してこの語学研修への期待に胸を膨らませて日本を出国することができました。
約4時間のフライトの後、無事に高雄国際空港に到着しました。バスに乗り、高雄の左營蓮池潭を観光しました。まず、龍虎塔へ。龍の口から入り、虎の口から出ることで災いが避けられると信じられているそうです。
夕刻、高雄六合夜市を見学し、日本ではあまり見ることができない光景に触れながら、生徒たちは台湾の街並みを楽しんでいました。
夕食は、広東海鮮料理をレストランでいただきました。
9名の生徒たちは、ほぼ初対面同士です。
慣れない環境で緊張していたようですが、少しずつ解けているように感じました。9人の研修が実りあるものになるようサポートしていきます。
【2日目】朝食はホテルのビュッフェ。台湾ならではのおかゆや豆花(トウファ)、寿桃(桃まんじゅう)、ードラゴンフルーツなど、楽しい朝食の時間になりました。
食後、アジア最長の港を跨ぐ回旋橋である大港橋を見学し、展望台に登りました。
バスで台南孔子廟へ。生徒たちは週1回、孔子の教えである論語の授業を受けているため、孔子廟はとても馴染み深いようです。
ここには「願い札」を書く場所がありました。
生徒たちはそれぞれの願いを黄色い紙に書き記し、成就するよう願いながら、「願い札」を貼り付けてきました。
また、孔子を祀る「釈奠(せきてん)の儀」を実施する際に使用する楽器なども展示されていました。生徒たちは興味深く楽器の音色を奏でていました。
昼食に「担仔麺」をいただいた後、バスで北上し、烏山頭ダムを見学しました。
明治時代末、台湾に渡った日本人の土木技師である八田與一さんが建設に携わりました。
夕刻、本日の研修を全て終え、バスで嘉義駅へ向かい、今まで我々の移動を支えてくれた運転手さんに「謝謝」を伝え「台湾高速鉄道」で台北へ。
研修二日目は台湾の土地や歴史、日本とのつながりについて理解を深めた1日になりました。
【3日目】本日より中国文化大学での語学研修が始まりました。本校専用のテキストが配られ、初めは中国語の発音の練習からスタートしました。
教えてくださる先生は、生徒たち一人ひとりに言葉を投げかけ、一人ひとりの声を聞きながら全員で授業を進めてくださり、とても楽しく学ぶことができています。
午後は文化体験で「ちまきキーホルダー作りを学ぶ」というプログラム。
台湾では端午節の際に健康と成長を願い厄除けのためにちまきを食べる文化があります。
今回はその「ちまき」を可愛らしい「香包」のキーホルダーとして作成しました。
その後、民芸店でお土産の購入したり、地元の大きなスーパー(Carrefour)で買い物を楽しみました。買い物する際にはパッケージに書かれている中国語を読み取ろうとしたり、店員さんとのコミュニケーションを一生懸命取ろうとする姿が見られました。
夕飯はモンゴリアンBBQです。
3日目が無事に終了しました。生徒たちはお互いによくコミュニケーションをとりながら、和やかに過ごしているように感じます。