6月2日(金)修学旅行事前指導

修学旅行(2年生)は10月下旬、3泊4日で沖縄本島に行きます。沖縄は、日本屈指のリゾート地であると同時に、沖縄戦という凄惨な歴史を刻んだ地でもあります。そこで事前指導の一環として、生徒たちに「戦争と平和」を考える素材を提供するため、ミュージカル座「ひめゆり」(於シアター1010)を観劇しています。以下、2年生の三宅さんからの報告です。

【三宅(2年F組)】

今回の公演は、命の尊さ、今ある日常の大切さを、改めて私に実感させてくれました。あらかじめ「ひめゆり学徒隊」について調べて知っていたとはいえ、調べた結果と実際に見るものとでは、迫力が全く違います。

演者の方々の迫力のある演技、臨場感溢れる演出の中で、歌に乗せて語られる戦時下の人々の苦痛に、思わず何度もしゃくりあげながら泣いてしまいました。

戦時下では、私と同い年ほどの女子生徒が戦場へ赴くことを余儀なくされていたのだと思うと、怖さで身が震えます。

また、「生まれ変わったら戦争のない世界で生きたい」という悲痛な願いに、今私たちがこうして平和に生きているのはとても幸運なことなのだと、今一度確認することができました。

戦争は何も生み出さないのに、今も世界のどこかで大小問わず争いが起きていることは、とても無意味で辛いことだと、今回の公演が教えてくれました。

私にできることは少ないかもしれませんが、戦争について知る貴重な機会となったこの公演を忘れず、沖縄での修学旅行でより沢山の大切なことを学ぼうと思います。